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2007年5月21日 (月)

時をかける少女の感想文(ぉ

 劇場版アニメーション「時をかける少女」

 連休中に鑑賞しました。
 どうやら感想を求めたい方がいるようなので(笑

 とりあえずレンタル版です。なので、音響は2chです。セル版でないと5.1chは収録されていないようです。むー、DTSならともかく今時ドルビーデジタル5.1chの圧縮音源程度で差別化するのはどうなの?

 3管プロジェクターにずいぶん灯を入れてなくて、色ズレが酷かったのでエージングに1時間くらいTVをだらだら映してました……HD再生に備えて液晶かDLPのプロジェクタがそろそろほすぃ……。

 久しぶりに見たくなって、大林版(原田知世)「時をかける少女」も同時上映です。
 ホントは「タイムトラベラー」も見たいんですが、現存する映像は当時の電気店のファンが黎明期のオープンリールのVTRで保存した1話分のみ存在するまさに幻、当時小学生だった頃、熱狂的に見ていた、ぐらいの記憶しかありません。

 印象としては、ちゃんと昔の時かけの物語の遺伝子を引き継ぎながら、現代にリファインされている感じです。昔の時かけヒロインはタイムリープの能力を得ながら、それは受動的な使われ方であって、自分には制御できない形で、むしろ能力を持ってしまったことに不安を抱いてしまうんですが、今回のヒロインは、能力を使う方法を知ると、積極的にそれを活用しようとします。それが使える事が当然のように。

 失敗は、若いうちは何度もやり直すチャンスは何度もあるけれど、それは無限ではないし、やりなおしが不可能な事だってある。まあ、人はそうやって大人になっていくものですが(ぉ) 人は大人になりすぎるとつまんなくなっちゃうもので、時をかけることが出来れば自分ももう少し素敵な大人になれたかも、とか(ぉ

 放課後の理科準備室の光景は、実写の大林版の構図をパクったのではないかと錯覚するぐらいの雰囲気。全体にジブリっぽく、というより新しいのにレトロっぽい印象があるのは美術のせいもあるんですが、時かけの世界観にはよく合っています。
 もしかしてほんの少しの古さっていうのは、監督の青春の感覚がフィードバックされて、それが微妙なタイムラグを起こしているのかも知れません。

 ヒロインと、二人の男子の関係は旧作からの構図ですね。このあたりも順当な時かけの物語を引き継いでいると言って良いと思います。芳山和子の声はちょっと映画製作中の頃か、登場のレビューを聞いてちょっと期待しちゃったんですが、無理でしたか(誰に?) 写真立ての3人を見るとちょっと感慨深いんですが、これは大林版世代でないとわからないかも。

 物語の収束は、やはりセンチメンタルな終わり方で、やはり再会を待つんですが、やはりずっと前向きなのは、少女たちの恋愛観が時かけた結果なのでしょうね。

 ついでに、大林版(原田知世)「時をかける少女」なのですが、これは現代版「時をかける少女」の世代の方々には正直キツく、お勧めできません。それほどの年月が経ちました。大林監督の得意とする「電気紙芝居」の手法も、CGによる特殊効果全盛時代の今から見たら、チープさを通り過ぎて喜劇に見えるかも知れません。それでも、それをほぼ等身大世代として見た世代としては、逆にあの時代にタイムリープ出来るんです。
 時をかける少女は、いつもその世代の方たちの時代を駆けているものなんでしょうね。

 そういった訳で、アニメ版「時をかける少女」は傑作にはなれない佳作、と評価した方がいるんだけど、その通りかも知れません。
 但し、映画の主人公たちと等身大やその年代に近い世代の方々が感動できればいい、そういう清々しさの映画の様な気がします。あまりゼーレ(老人の意)が口を挟んではいけないのかも知れません。

 閣下、宿題はこんなんでどうですか?(ぉ

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コメント

大林版、私も20年以上(だと思う)怖くて観てないですね(笑。チープなんでしょうねぇ、今観たら・・・。私は半分われわれの世代のための作品でもあったと思っています。真琴ははるかかなたの未来まで駆けるんだし、われわれもまたその途上であると(そう思いたい)。
監督の今後の活躍次第では名作にまで持ち上げられるかもしれないですね。「カリ城」みたく。今後も本作のような前向きな作品を期待しています。
リクエストにお応えいただき、感謝です。
※ そういえば静岡ホビーショウは参加されたのでしょうか?

投稿: 丸電 | 2007年5月23日 (水) 19時13分

原作と大林版では、芳山和子さんは未来の情報が残らない様に記憶を消された筈ですが、今作では明確にタイムリープを理解し、写真立てでは3人が写っています。(本来なら深町君は写っていないはず)
と言う事は、芳山さんは失った未来を取り戻す事が出来たのか…と、過去の時をかける少女のハッピーエンドはここにあったんだと、昔の作品のファンへのメッセージとして、そういう風にもとれました。

いや、充分に良作です。情緒日本映画的です。そんなところが我々世代の青春映画と感じさせるんでしょうね。

ホビーショーは随分と行っていません。
今年ぐらいは行ってみても良かったんですが(艦船モデルが活況らしかった)、いかんせん模型も消費の後継者が途絶し(今時の子供はプラモなんか作らないし)、正直、毎年代わり映えがしないっていうのが何とも。

投稿: くくる | 2007年5月28日 (月) 21時28分

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受信: 2007年5月21日 (月) 22時53分

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受信: 2007年5月23日 (水) 19時28分

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