« ドリル株主総会 | トップページ | 非現実的のARIAの中に現実臭さを見た感じ »

2007年10月 7日 (日)

リメイク映画

映画館で映画鑑賞なんて、超超久しぶり。いったい何年ぶりなの?
って感じで映画に行ってきました。
過去の作品を監督自身がリメイク……と言ってもレイのアレぢゃありません。大林宣彦監督の『転校生』です。25年ぶりのリメイクです。
なんと! この映画観に行こうと言い出したのは、実は母親!
浜松映画祭で千円な上に、大林監督が舞台挨拶に来るというのが気に入ったらしいです。母親ながら案外ミーハーなのかも(ぉ

 入場時刻に合わせて行ったら(シネコンはキッチリ時刻にならないと入れてもらえないのね)、入場時刻前なのにもう入場が始まっていて、監督自らが入り口でお出迎えなの。
 舞台挨拶も開始時間を若干フライング気味だったので客の入場が続いており若干落ち着かない感じの中で始まり、スタッフさんの、恐らく『時間、オしてます!』とか書かれてるんじゃないかと思うボードが出たところで終了でした。

 上映開始で、久々に白い枠線が描かれ、その中に『A MOVIE』の文字が浮かび上がるのを見るのは久しぶりで、少し感慨深いのです。
 映画の内容は、あの尾道の舞台を長野に移し、ご存じ男女の主人公たちの心と体が入れ替わってしまったギャグデイストの部分は、全くと言っていいほど忠実に移植されています。旧作は何遍となく観ていますので、このまま旧作のストーリーをなぞるように進むのかと思いましたら後半、違うアレンジが用意されていました。
 
 ……うむ、やはり前作の方がまとめ方が秀逸だったせいもあり、やはり超えられなかったですか。
 少年(の心)だった日々とのひとつの決別を印象深く描いたもののひとつに銀河鉄道999の鉄郎とメーテルの別れがあるのですが、前作の転校生でもこのシーンは非常に巧く描かれていたと思うのです。無事に男女の入れ替わりが戻って、再び転校する主人公。二人はもう一人の自分自身だった者と別れを惜しんで見送った後、ヒロインは、もう振り返らずにスキップして帰っていく。お互いの未来のために。

 ですが、リメイク版ではヒロインは突然発症した難病により、あっけなく他界してしまいます。主人公の男の子がヒロインの記憶だったものとか背負っていくんですが、ヒロインに未来はありません。
 難病は心と体が入れ替わった事によるものだから、元に戻ればすぐに回復するんだろう…みたいな終わり方を期待していたんですが、悪い意味で裏切られました。

 犠牲を背負う新作は、旧作を知る者にとっては少々納得出来ない感じがしました。

|

« ドリル株主総会 | トップページ | 非現実的のARIAの中に現実臭さを見た感じ »

コメント

いつもなら「えええ?ネタバレ??」と非難するところなんですが、今回はOKですねぇ。なんですか?そのエンディングは??あのストーリーをなぞるだけなぞってラストがそれって・・・。いや、綺麗さっぱり観る気が失せました。
せっかくの母上と鑑賞だったんでしょうに、その出来ではちょっと残念でしたね。時かけ同様、アニメ化のほうがいいんじゃないんでしょうか。
もう「どろろ」を観て実写に期待するのは当分辞めようかと(笑。

投稿: 丸電 | 2007年10月27日 (土) 01時03分

 前作は一世を風靡しただけあって、ギャグだけ楽しんでも良いし、また終わりの別れの切ない部分でキュンとなっても良かった昔の“あまり理屈っぽくない”頃の大林監督の代表作だった訳ですが、今回のリメイクはむしろ前作のまるっきり焼き直しでも良かった気がします。理由も分からない余命幾ばくかの難病をヒロインに押しつけるのも唐突だったし、それが二人の心を結びつける必然性の理由にもならない気がします。
 映画が始まってから、水平の出ていない傾いた画面でドラマがずっと続くのにも違和感を感じ続けました。当然意図的な効果だと思うんですが、傾いた画面ばかりなのは気持ち悪いです。
 ノスタルジックでセンチメンタルが得意な大林監督なんですが、近年は情緒的なものに限って理屈っぽく仕上げている感じがして、少々残念に思っていたところに今回の作品でした。

投稿: くくる | 2007年10月29日 (月) 20時49分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/199552/16769872

この記事へのトラックバック一覧です: リメイク映画:

« ドリル株主総会 | トップページ | 非現実的のARIAの中に現実臭さを見た感じ »